近い将来の資金繰りを把握していますか?

中小企業の資金繰りは、実績だけでなく予測も管理しましょう

資金繰りの実績表は、会計ソフトなどがあれば、簡単に作ることができるでしょう。それを見ることにより多くの情報を得ることができ経営改善に活かすことも可能です。それとともに、もう一つ意識していただきたいのが、資金繰りの今後の見通しを知るために、資金繰りの予定表を作るということであります。

資金繰り予定表を作ることで、近い将来どの時点で、どのような原因で資金が足りなくなるかが見えてきます。事前にそれを予測できれば、コスト削減や売上の早期回収などの手段を講じることもできますし、必要であれば、借入も検討しないといけなくなるわけです。

 

損益計算書を見ていてもなかなかその資金の動きというのを把握できない場合があります。営業黒字を出していても借り入れが課題で、借入金の返済をすると手元の資金が減少するということは多々あるわけです。現在の収益構造と返済必要額などを整理すれば、どのような形に収支構造を持っていくべきか、財務構造をどのように修正するべきかが見えてきます。

 

月次資金繰り表のシンプルなイメージ。数か月先の予測を行い、経営改善のポイントを押さえましょう

 

上記の例では、直近3か月のみ(前後の月の収支は省いています)の収支を予測した例であります。売上・仕入れ(費用)は現金で取引する場合と掛けや手形で何か月かのサイトを設定して取引する場合があります。資金繰りの予定表においては、売上とコストの予定に対して、実際に入金と支払いがいつのタイミングで発生するかを事前に決めておく必要があります。上記の例では、当月に現金で50%、翌月に50%の入金と支払いが発生するという簡素な形で計算しています。

 

売上やコストについては毎月一定の金額が計上されるわけではなく、季節や需要動向によって増減が発生するものです。それに伴い、将来の入金や支払いは変動することは当然です。上記の例でも、2か月目は営業の収支がプラスですが、3か月目にゼロになり、借入金返済を含めると資金繰りがマイナスになってしまいます。手元に資金がある場合はそれで問題ないですが、そうでない場合は、当然その資金の手当てが必要です。

 

資金繰り予測は上記のように一通りではなく、売上が予定通りの場合、想定以上に厳しい場合など、いくつかのパターンでシミュレーションをしてみると、短期的に何に気を付けないといけないのかということが見えてきます。

 

事業を継続するという視点に立った時、資金繰り的には、必ずプラスになる経営を行わないといけません。

そのためには、資金繰り表などを活用し、資金の動きとその予測が「見える」ことが非常に重要な意味を持ちます。

 

なかには、「そんなややこしい表を作って考えている暇なんてない。資金繰りが苦しいことはとうにわかっている!」とおっしゃる経営者様もいらっしゃるかもしれません。

しかしながら、資金繰りが見えない状態での改善は難しいものです。現状を見るための努力を惜しんで結局資金繰りが苦しい状況が変わらないのであれば本末転倒です。改善までのアクションを決め実際に行動するところまでできて初めて「現状を認識できている」と言えるのです。

 

 

資金繰り表の作り方などお悩みがありましたら、気軽にご相談ください。WEB無料相談もご活用いただければと思います。

 

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