中小企業経営のスピードを定義し、改善しよう

自社にとっての経営のスピードとは何か?

経営の速度というか、スピードが求められるケースが増えています。これは、経営環境の変化がそれだけ早くなっているためでもあります。地域内だけでの競争だけでなく世界中の競合がしのぎを削る現在の経営環境において刻々と変わる変化に合わせて柔軟に対応する必要があるからこそ、「スピード」が必要という表現になるわけですね。

 

中小企業は、「柔軟性があり、小回りが利く」とよく言います。組織が小さく、経営者の意向も素早く浸透しやすい側面もあるためこれは事実ではあります。しかしながら、この小回りが利くというのが、「従来の業務の範囲内であれば」という枕詞がつく場合に限定されている会社も多いのではないでしょうか。経営を取り巻く大きな変化に対しては素早く対応できなかったり、後手に回ったりするケースが良くあります。そして経営成績が悪化し、資金繰りも苦しくなるという方向に向かってしまうケースが発生するのです。

 

だからこそ、経営環境の変化や事業ビジョンや方向性に即して柔軟にそしてテンポよく自社の経営を推進していくことが必要なわけですが、「経営のスピード」とはそもそも何なのかということを自社で定義できているでしょうか?

 

経営のスピードの4つの定義

経営にスピードが求められるから「もっと速く」とお題目を掲げても従業員はどうしていいかわからないでしょう。

経営のスピードを上げるということを考えるだけでは、ボヤッとして曖昧ます。しかしながら、いきなり「意思決定速度を上げる」といっても間違ってはいないかもしれませんが、全体が見えなくなってしまう可能性もあります。

中小企業経営のスピードを加速させるためには、経営スピードというものを決める全体像を自社なりに把握することが大切です。

 

そこで経営のスピードを構成する要素として以下の4つを考えます。

  1. 意思決定のスピード
  2. 意思決定後、取り組みを開始するまでのスピード(準備のスピード)
  3. 実行のスピード
  4. 実行後の検証と改善プロセスの反映までのスピード

このように分けて考えるとすっきりと自社の経営の流れを体系化できます。

 

1.意思決定のスピード

経営者やミドル階層の意思決定の速さですね。決定事項を浸透させるまでの伝達も含みます。非定型の事象(経営の変化やトラブルなど)に対しては、この階層での意思決定のスピードが組織の対応力に大きく影響することは容易に想像できますね。

 

2.取り組みを開始するまでのスピード

変化をいきなり起こすことは難しい場合が多いでしょう。その準備期間や、従業員の説明なども必要です。大きな抵抗に対する対処も必要となるかもしれませんし、資金繰りの確保も場合によっては必要です。従業員とともに経営層なども関与して実行開始できる状況をつくりだす必要があります。

 

3.実行のスピード

実行のゴーサインが出てその実行及び対応のスピード感も重要です。この段階は通常の業務に入り込む部分であり、製品品質や顧客対応にも直結する部分でもありますので「現場」のスピード感として非常に重要なポイントです。

 

4.検証と改善への反映スピード

実行した際の問題点の把握のスピードや、それに対する改善案の策定とその反映に関するスピード感も非常に重要なポイントです。顧客クレームが放置されていないか?現行踏襲で改善が滞っていないかなど経営改善の種がたくさん見つかる部分でもありますね。

 

このような全体像の中で自社の経営のスピード化を阻害する要因は何かを分析し、対応の優先順位をつけていけば、非常にわかりやすくなりますね。

 

単にスピード化を掲げても具体像が見えません。さらに掘り下げて考えを進めましょう。

中小企業としての小回りの良さを存分に発揮するためにもここを一度見直してみてください。

 

経営相談や経営改善などいつでもご相談承ります。

 

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